カンムリウミスズメとCOP10
以前ブログでご紹介した冊子が届きました!
「日本野鳥の会」が小冊子「カンムリウミスズメの海をまもろう!」プレゼント
http://888earth.net/staffblog/2009/10/post-13.html#more
◎日本野鳥の会
<プレスリリース(09/09/08)>
絶滅の危機にあるカンムリウミスズメの保護のため
小冊子「カンムリウミスズメの海をまもろう!」を無償配布します
http://www.wbsj.org/press/090908_02.html
とてもかわいいイラスト付でカンムリウミスズメがいかに貴重で保護しなくてはならない生物かが、わかりやすく記されています。
ページをめくるとこんなメッセージがありました。
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地球の70%を占める海。
太古の海で地球上の最初の生命が生まれて以来、
海は様々な生きものを育み、守りつづけてきました。
現在、地球には、約3000万種もの生きものがいるといわれています。
中でも海には、クラゲ、イカ、エビ、ゴカイから、
魚や海鳥、イルカ、クジラなどの大型哺乳類まで、
実に多様*な生きものがすんでいます。
しかし、その中には、私たちが知らないあいだに
姿を消そうとしている生きものも少なくありません。
*生きものの大まかな分類(門)の数で比べると、海には陸の
2倍以上が確認されています。
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上関原発の建設予定地でも生息が確認されています。
◎カンムリウミスズメ 秋も上関町沖に生息確認(上関原発最新情報)
http://new-k.livedoor.biz/archives/827461.html
(一部抜粋)
10月12日、北九州市立自然史・歴史博物館の学芸員で海鳥の専門家である武石全慈氏は、上関町の祝島(いわいしま)から八島(やしま)にかけての沖合で、カンムリウミスズメの調査を海上から行い、祝島北西の海域で2羽、八島と長島の間で3羽の計5羽を確認したようです。このうち4羽は顔が白っぽく冬羽の特徴が見られ、残る1羽は夏羽と冬羽の中間型だったそうです。
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カンムリウミスズメも原告でした。
◎上関原発水面埋め立て「希少生物の請求」却下-山口地裁(山口新聞10月21日)
http://www.minato-yamaguchi.co.jp/yama/news/digest/2009/1021/6.html
(一部抜粋)
中国電力の上関開発建設予定の海の埋め立ては周辺海域の生態系に悪影響を及ぼすとして、スナメリやカンムリウミスズメなど計画地周辺に生息する希少生物6種と住民団体などが県を相手取り、建設用地造成のための公有水面埋め立て免許の取り消しを求めた「自然の権利」訴訟の判決が20日、山口地裁であった。飯田恭示裁判長は、原告の一部である希少生物の請求を却下した。
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「自然の権利」訴訟を立ち上げ活動を続けている「長島の自然を守る会」をはじめ、さまざまな自然、環境保護団体が動きはじめています。カンムリウミスズメをはじめ、地球にいきる生きものたちは複雑で奇跡的な生態系のつながりの中で生かされているので、守るためには、鳥は鳥だけのことではなく、鳥の住まう活動範囲すべての生態系を意識し、保護活動も連帯していかなくてはと思います。
◎長島の自然を守る会 スナメリ通信
http://green.ap.teacup.com/sunameri/
◎世界的な自然環境保護団体WWF:http://www.wwf.or.jp/
2009年版「レッドリスト」が発表されました
http://www.wwf.or.jp/activities/2009/11/772805.html
2009年11月3日、絶滅のおそれのある、世界の野生生物のリスト「レッドリスト」の2009年版が、IUCN(国際自然保護連合)により発表されました。このリストでは、評価対象となった4万7,677種の野生生物のうち、1万7,291種が絶滅のおそれのある種としてリストアップされました。
WWFのパンダショップでは
「食べもの市場 - 厳選食品」にて祝島市場のたこの燻製が取り扱われています。
http://shop.wwf.or.jp/pshop/index.php
過去7回に渡り、申し入れを行っています。
◎上関)日本生態学会のこれまでの取り組みのまとめ
http://ankei.jp/yuji/?n=808
◎日本鳥学会
鳥学通信NO.46より
【上関原子力発電所建設計画とカンムリウミスズメ -幸せな結末を求めて-】http://wwwsoc.nii.ac.jp/osj/japanese/katsudo/Letter/no26/OL26.html#09
瀬戸内海の干潟を守る
◎ハチの干潟調査隊
http://www.geocities.jp/pipipopo227/index.html
◎ラムサール・ネットワーク日本
【上関原発建設工事の強行に対する抗議声明】
http://www.ramnet-j.org/2009/09/information/172.html
▼アウトドアウェアメーカーのパタゴニアでは
キャンペーンがはじまりました!「ボイス・ユア・チョイス」
patagoniaで買い物をしたあなたの一票が環境保護に投じられます☆
今年は助成先に「長島の自然を守る会」がノミネートされています。
お客様投票期間: 10月29日(木)~11月26日(木)
結果発表: 2009年12月下旬予定
http://www.patagonia.com/web/jp/patagonia.go?assetid=40486
環境を破壊しない、エネルギーのホットスポットに今からシフトできないでしょうか。
▼【中国電力さん、こんな事も。】(鎌仲監督便り)
http://888earth.net/staffblog/2009/11/post-19.html
こんな記事を見つけました。田ノ浦を原発ではなく
何か別の自然エネルギーのサイトにできないものでしょうか?
自然破壊を行わない再生可能エネルギーに
転換できないものでしょうか? ・・・・・
【中国電力、木質バイオマス混焼発電の実証事業を開始】
http://www.ecool.jp/news/2009/11/eneg54-683.html(CSR・環境ニュース | ecool 09/11/2)
▼先日10/28に開催された、「がんばれ祝島!守れ長島!
カンムリウミスズメ、スナメリ、生物多様性の宝庫を守れ!緊急集会」では
飯田知彦さん(九州大学大学院農学研究院森林資源科学部門)の
「カンムリウミスズメ」についての発表がありました。
http://www3.ocn.ne.jp/~kumataka/umisuzume-menu.html
会場で販売していたカンムリウミスズメのピンバッチ。とてもかわいい!
売上げが飯田さんの研究、調査費用(ものすごい費用がかかるそうです。)になり、上関原発建設予定地における調査を、今後も継続していきたいと語られていました。
▼脱原発、自然保護、平和を望む市民や団体、企業のさまざまな動き。
2010年秋には名古屋で生物多様性会議(COP10)が開催されます。
「ミツバチの羽音と地球の回転」制作プロジェクトは
今後も随時、制作スタッフブログでニュースの発信・共有をしていきたいと思います。