2009年12月19日

【NEWS】「大きな一歩」「合意ない」 上関原発原子炉(中国新聞 09/12/19)

12月18日、中国電力は経済産業省に原子炉設置許可申請を提出しました。

毎日新聞、読売新聞、朝日新聞、中国新聞、山口新聞、産経新聞など、各紙で報道されています。
詳細はこちらのブログより⇒UrauraNewshttp://iwaijima.jugem.jp/

◎原子炉設置許可を申請 中電、上関原発(中国新聞 09/12/19)
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200912190181.html

+以下抜粋+
中国電力は18日、山口県上関町に計画する上関原子力発電所1号機の原子炉設置許可申請を、経済産業省に提出した。建設計画を約2年延期し、2012年6月着工、18年3月の運転開始を目指す。申請により、建設計画は本体着工に向けた手続きの段階に入った。
+抜粋ここまで+

 

◎山口・上関原発建設計画:原子炉設置許可、国に申請 祝島島民、反発強める /広島
 ◇中電の姿勢「開き直り」(毎日新聞 09/12/19)
http://mainichi.jp/area/hiroshima/news/20091219ddlk34040675000c.html

+以下引用+
「島の人間を切り捨てたも同じだ」。中国電力(広島市)が山口県上関町での原発建設に向け、原子炉設置許可を国に申請した18日、予定地沖合で、計画浮上から27年にわたり反対運動を続ける同町祝島の人々は憤りを越え、中電の姿勢を「開き直った」と受け止めた。山口市で記者会見した山下隆社長は「祝島で説明会を開き、できれば私も行きたい」と語ったが、島の人たちは「問題は一切解決していない」と対決姿勢を強めている。

 「27年たってやっと大きな節目を迎え、感慨深い。安心できる発電所づくりを着実に進める」。山下社長は山口県に申請を報告後、中電山口支社で会見した。「CO2(二酸化炭素)の削減は世界的にも、経営的にも喫緊の課題。上関原発は最重要課題だ」。国への書類提出は副社長に任せ、自らは新規立地を目指す地元で原発の必要性を強調した。

 一方、祝島の人々を中心とした反対運動は今年から、中電が敷地造成を始めたのをきっかけに激しさを増している。中電は9月、海域の埋め立てに着手しようとしたが、漁船を展開するなどした反対派の阻止行動でブイ(灯浮標)の設置が約1カ月遅れた。後の工事も中断を強いられているため、中電は15日、島民ら4人を相手に約4800万円の損害賠償訴訟を起こした。

 山下社長は反対派による阻止行動について「(建設の)極めて大きな障害。反対する人がどんどん過激になっていることも憂慮している」と語り、「海上保安庁や県警など警備当局とも連絡を取り、安全な工事を進めていく」と毅然とした態度で臨む考えを示した。

 反対運動を続ける「上関原発を建てさせない祝島島民の会」の山戸貞夫代表は「島の人を損害賠償で訴えていて、社長が建設に理解を求めるなんてありえない」と反発を強めている。【内田久光、近藤聡司】

+引用ここまで+


◎「大きな一歩」「合意ない」 上関原発原子炉(中国新聞 09/12/19)
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200912190182.html

+以下引用+
「大きな一歩」「見切り発車だ」。1982年の計画浮上から四半世紀余り。上関原発(山口県上関町)建設計画は18日、中国電力が国に原子炉設置許可を申請し、新たな段階に入った。推進派は歓迎し、同時に発表された着工の2年延期を残念がった。反対運動を続ける同町の祝島島民や支援者は、合意なき手続きに怒りをにじませた

 「大プロジェクトがやっとここまできた」。原発建設を過疎化が進む町の転機にと期待する上関町まちづくり連絡協議会の井上勝美事務局長は喜んだ。「安全な原発のためとはいえ、延期でうれしさは半分。中電は遅れた分まで地域貢献を」と求めた。

 柏原重海町長は「原発立地は安全性確保が大前提。国は慎重に審査を」と冷静に受け止める。元町長で海運会社会長片山秀行さん(78)は「発展と活力創出に他の道はない。本格的な町づくりをスタートする時だ」と期待を膨らませた。

 中電は10月、建設予定地の埋め立て工事に着手。現場を望む海岸では、祝島島民やシーカヤックの支援者たちがテントを張り監視を続ける。上関原発を建てさせない祝島島民の会の山戸貞夫代表は「(申請は)机上の一歩にすぎない。島民を無視して進める企業姿勢をあらためてさらけ出した」と批判した。

 カヤックガイドの原康司さん(37)=周南市=は「中電が繰り返している住民の理解を得る努力はどうなったのか。これからも阻止を続ける」と反発。国に建設中止を求める署名を提出した原水禁山口県民会議の岡本博之議長は「近海での希少生物発見や根強い反対運動が続く中、手続きを押し通す姿勢に怒りを覚える。国には厳密な審査を求める」と述べた。(久保田剛)

+引用ここまで+

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