【メッセージ】UA 渡辺えり Candle JUNE 関野吉晴
お披露目上映会開催にあわせて歌手のUAさん、女優・劇作家の渡辺えりさんよりメッセージを頂戴しました!お忙しい中、どうもありがとうございました!
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今最も重要な表現とは未来のためになされているもの
それぞれの命が大きなひとつであることをまだ思い出せずにいる私達に
鎌仲さんはまたひとつ大切な歌を届けてくれました
彼女の真摯な歌は私達の不安や孤独をそっと勇気に変えてくれることでしょう
心からの尊敬と感謝を込めて
2010年5月28日 UA
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鎌仲ひとみさんへ
すごい作品だ。日本のエネルギー問題について無知だった自分が悔やまれる。
人が自然の中で目的を持って生きるということが一番の幸せである。
それを何のために奪うのか?
本末転倒の政策は変えるべきである。
これは人事ではない。私達地球人の問題である。
「今を生きる」ことが「未来を生きる」ことである。
美しい祝島で美しい瞳を持った人達が働いている。
私もあんな瞳を持ちたい。
鎌仲さんの視線に賛同する。
2010年5月26日 渡辺えり
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UAさんには以前ご自身のソロライブの際に、鎌仲監督を呼んでいただき、前作「六ヶ所村ラプソディー」についてトークするお時間を頂戴しました。
渡辺えりさんには7月20、21日に開催されるピースリーディングに鎌仲監督をお誘いいただき、参加させていただきます!詳細は後日ご紹介させてください。
試写会にお越しいただきましたCandle JUNEさん、そして現在カヌーで旅をしていらっしゃる関野吉晴さんに映画のメッセージ、感想を頂戴しました!
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世界が平和と感じられる時は
美しい循環、無駄の無い循環を体感する時だと思う
言葉も音も、そして光も
人が生きていくことは美しいこと
美しく生きることを学び
そして繰り返していく
この映画を見た自分は
またあらたな灯りを灯そう
Candle JUNE
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Candle JUNEさんには何度もご自身のイベントの際に上映会を開いていただいております。スタッフの皆さんが制作・発行している6paper、間もなく増刷予定!web版も完成!どうぞお楽しみに!
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以下、コメントというより感想文です。 関野吉晴
やはり心動かされたのは、巨額の保証金を投げ返して、自立して生きる祝い島の住民、特に先陣を切って行動するおばあちゃんたちだ。28年間もひたむきに、地道に、地に足をつけた暮らしがびわ茶やヒジキを営業する若い夫婦を呼び戻し、豚を飼うことで耕地を拡大し、米をたわわに実らせた元島民を北海道から帰島させた。魚、ヒジキ、びわ、豚、米で自立している姿を見て、勇気を与えられた。一方、反省もした。巨額の予算で動く巨大事業によって生活を脅かされている人々の存在に気付かずに、のうのうと便利で快適な生活を送っていた自分に。
まさに地に足をつけた「土の人}の所に他の土地に出ていた「風の人」が戻ってきて新しい「風土」を作り、さらに新しい風を呼び、さらに違った「風土」を作っていく期待を抱かせてくれた。
これからも困難が続くだろうが、何らかの形で支援していきたい。この映画は多くの人たちを上関原発をやめさせる動きを加速させる予感を感じさせた。
ブイの設置をめぐって祝島の人と中国電力の社員が対峙した時に、地に足のついた説得力のある発言に対して中国電力の発言のなんと空々しいことか。「生きて食べていければい」という足るを知る人々と「数兆円の金を動かしながら、欲望の虜になっている」人々の対比が見事だ。
スェーデンの脱石油、脱原発のための風車、太陽光、波動など、有効な持続可能なエネルギーの実用化は将来に、次の世代に引き継ぐ世代としては希望を抱くことができた。
飯田さんの青森の風力エネルギーを東京に売るという試みも、アイデアだけでなく実用化に向けて動いている姿に期待を抱いた。
この映画を観ることによって、持続可能な自然エネルギーが実際に限りある石油や危険な原子力にとって代わる世界が実現できることの可能性を抱くことができた。
この映画を観れば多くの人が、祝島の人々に共感し、脱原発、脱石油の世界は可能だという希望を抱き、持続可能な世界に向けて思考も行動をシフトしていくだろう。私自身がそうだったから。
その道筋は長いし、最近はco2削減を根拠に世界中で原発派が勢いづいている。そうした中、持続可能な世界に向けて動いていくには、ひたむきで、真摯で、息の長い、ぶれない態度が必要だが、祝島島民がその良きお手本を示してくれている。
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関野さんと武蔵野美術大学の学生たちが織り成すドキュメンタリー映画が今年春完成しました!
関野さんは武蔵野美術大学で教鞭をとられていますが、これまで何度も鎌仲監督作品を学内で上映してくださいました。思い起こせば2008年4月、ゼミ生の学生たちが自主的に「ヒバクシャ」、「六ヶ所村ラプソディー」、「ぶんぶん通信」の連続上映会を開いた際に、以前芸祭にShing02さんのライブを企画した卒業生の北村君とShing02さんのトークイベントがあり、Shing02さんにはじめてご挨拶をさせていただきました。その年のFuji Rock FesでShing02×鎌仲監督のトークを企画することができ、歪曲ツアーに鎌仲監督と行き、交流が深まる中で「ミツバチの羽音と地球の回転」サウンドトラック制作に一つ返事でご協力いただくことになり・・・
これまでの皆さまとの出逢いとつながりを胸いっぱいに感じながら、さらなる出逢いとつながり、持続可能な未来を求めて「ミツバチの羽音と地球の回転」は全国上映してまいります!
引き続き今後ともご支援いただけますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。
staffフジイ