2010年10月 1日

福島フォーラム上映中! ~鎌仲監督便り ~

目下、福島フォーラムで上映中です。

福島県はなんと8月6日にプルサーマルの受け入れを決定。(広島の日に)

そしてものすごい短期間でプルサーマル用の燃料(プルトニウムとウランの交じったもの)
を搬入し、9月17日深夜、起動しようとしたら制御棒が抜けないというトラブルが発生。それでも無理矢理起動。
その前に、同じ福島原発6号機で間違って5号機のケーブルを外して冷却水が止まっていて、それに半月以上も気がつかなかったという事件も発覚。プルサーマル起動、直前に解ったらしいが発表を控えていたらしい。

福島の人達はこんな状況で怖くないのだろうか?

前の福島県知事、佐藤栄佐久さんは日本のエネルギー政策、特に核燃サイクル計画を、「弾丸の雨の中を突っ走るブルドーザーのようだ」と表現し、プルサーマルを白紙撤回した。
ところが収賄の嫌疑で逮捕されてしまった。

しかし、それはえん罪であり、検察のでっちあげだったと経験を本に書いていらっしゃいます。「知事抹殺」を読むと背筋がぞっとします。今回の大阪地検の検事も関与していた模様です。
その佐藤さんがアマゾンで「六ヶ所村ラプソディー」を買って観て、わざわざ初日に福島フォーラムまで会いに来てくれ、月曜日にはご夫婦で映画を観て下さいました。
「ものすごくいい映画だった、だから監督に会いに気ました」と。
真摯で、誠実な人柄が伝わってきました。

実は「六ヶ所村ラプソディー」でもインタビューをしていました。
東京で推進・反対の学者さんたちが一同に会するシンポジウムを主催していらしたのです。

国策への批判を許さない、というあり方は非常に危険です。
私たちは今、その事を見つめて知らなければ、と思うのです。

まず、福島県民にぜひ映画を観ていただきたい!!

 

鎌仲ひとみ

 

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 フォーラム福島  

 http://www.forum-movie.net/fukushima/index.html

本日まで一日二回 11:00~・18:30~

10月2日(土)~10月8日(金)11:00~ 

 

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コメント[1]

小沢健二の「うさぎ!」を最近読み終えました。
現実の世界を見渡すと、まさにそこで書かれている通りの世の中なんだな、と思います。
既得権益をどんな手を使っても守ろうとする人達が支配する世界。

大事なのは、声をあげること。おかしいと思ったことに怒ること。
「だって世の中そんなもんなんだしねー」
「オレひとりが何やったって...」
と思って何も感じないようになってしまったら相手の思うツボ。

鎌仲監督の、常に行動して、声をあげている姿からはいつも勇気をもらいます。
小沢健二も本の中で言ってました。
「権力が教えてくれない歴史を見つめて、自分らが置かれている状況を見極めてきた人達は、たくさんいる。」って。

自分達に都合の悪い情報は流さないメディアに騙されずに、しっかりと事実を把握していきたいです。
「ミツバチ」はその意味でも貴重な映画でした。もちろん「六ヶ所」も。

声をあげれるように。でも一歩踏み出すのって難しいです。
あ、でも上関原発反対署名はFAXしました。
「ぶんぶん通信」も買おうと思っています。上映会もやりたい...。
また秋田に来てください!待ってます^o^/
(監督、泥湯温泉はいいお湯でしたか?)