金沢市長・馳議員・近藤議員と鎌仲監督のシンポジウム@石川県
23日、金沢歌劇座には、短期間の呼びかけにもかかわらず、たくさんの市民が駆けつけ、関心の高さをうかがわせました。
電力の地産地消 推進を 金沢でシンポ 映画監督・鎌仲さん訴え(北陸中日新聞 4月24日)
http://www.chunichi.co.jp/hokuriku/article/news/CK2011042402000160.html
福島第一原発事故でエネルギー政策の在り方が問われる中、市民発のシンポジウム「日本とエネルギーの未来」が二十三日、金沢市の金沢歌劇座で開かれた。脱原発を映画で問い続ける鎌仲ひとみ監督=富山県氷見市出身=は、電力会社が独占する送電線を開放した上で自然エネルギーの地産地消を進めるべきだと訴えた。
鎌仲監督のほか、山野之義金沢市長、衆院議員の近藤和也氏と馳浩氏がパネリストを務めた。
鎌仲監督は最新作「ミツバチの羽音と地球の回転」で、自然エネルギーによる持続可能な社会を探るスウェーデンの人々を取り上げている。この映画に触れ、持続可能を題材にした環境教育を職員に行う那覇市の事例を紹介。山野市長は「すぐに動きたい」と検討する考えを示した。
馳衆院議員は「電力の一社独占の見直しが必要」と話し、近藤衆院議員は志賀原発について「放射能漏れを想定した安全対策ではない」と指摘した。
シンポジウムは、石川県で環境保護活動に取り組む「アースデイいしかわ」の主催。
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東日本大震災後、鎌仲監督の「ミツバチ-」は海外から上映の問い合わせが相次ぎ、脱原発に舵(かじ)を切るドイツ・フランクフルトで二十七日に開幕する日本映画祭で海外初上映される。現地で記者会見する予定の鎌仲監督は「先進国でも脱原発が可能というメッセージを発信したい」と話す。 (押川恵理子)
FM4649
「日本とエネルギーの未来」シンポジウム アースデイ石川主催
http://fm4649.net/2011/04/sinpo/
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金沢市長、馳代議士、近藤代議士とも、大変お忙しい中、予定を調整して駆けつけていただきました。
福島原発事故の責任問題、原発・プルサーマルについて、福島のこどもたちの被曝問題、日本のエネルギー政策の今後などのテーマを真摯に語り、
鎌仲監督の発言にも熱心にメモを取りながら耳を傾けていただき、熱い意見交換をしました。
会場の市民との質疑応答の場面では、若い女性や福島から避難中の被災者の方々の発言もあり、
大変貴重な場となりました。
これまでも「六ヶ所で六ヶ所村ラプソディー」など、画期的なイベントを仕組んでこられた、主催のアースデイ石川のみなさん、素晴らしい企画をありがとうございました。
アースデイ石川 http://ed-i.net/
馳浩代議士がご自分の日記に当日のことを書いて下さっていますのでご紹介いたします。
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日記より一部抜粋
http://www.hasenet.org/
午後8時半、シンポジウム「日本とエネルギーの未来」というテーマの集会に参加。
映画監督の鎌仲さん、山野之義市長、近藤和也代議士。
4名のパネリストで、
「日本の原発の安全神話崩壊の責任は?」
「プルサーマル計画には、賛成か反対か?」
「子どもの安全基準は、年間何ミリシーベルトか?」
「エネルギー安全保障の考え方」
「自然エネルギーや再生可能エネルギーの普及」
「地域1社体制の電力会社の問題」
「自然エネルギー買取り制度を進める立法」
「放射能汚染水や土壌の浄化技術」
「放射性物質最終処理の費用負担」
「福島第1原発の損害賠償」
など、テーマに応じて、鎌仲監督を中心に議論白熱。
こうして市民が自発的に集まって、これからのエネルギー政策を話し合う機会は大切だ。
エネルギー政策は、国家間の国益がぶつかりあう外交安保問題でもある。
当然、この地球環境をどうするかの環境問題でもあり、経済成長を支える電力安定供給体制への国民合意の問題でもある。
安全神話崩壊の現実の前で、議論すべきことはあまりにも多い。
「本当に大丈夫なのか?」
「電力会社や政府のその発表は、科学的根拠は何? 生態系や人間生活への影響はどうなの?」
と、疑ってかかる確認作業と検証が政治の役割。
その上でのエネルギー政策の提案がなされるべき。
「地域でまかなう、地域のエネルギー」
「エネルギー全量買取り制度」
「送電線の解放」
「リスクとベネフィット」
などなど、個別テーマも展開される。
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金沢・シネモンドでは、昨年9月の劇場公開に続き、いち早く再上映を決定しています。
まだご覧になっていないみなさま
今再びみてみたい!とお考えのみなさまも、ぜひ!
上映予定をお確かめの上、この機会にご覧ください。
「ミツバチの羽音と地球の回転」
5/7(土)~5/20(金)公開
※5/9(月)、10(火)、18(水)、19(木)は休映
5/9(月)、19(木)は『六ヶ所村ラプソディー』
5/10(火)、18(水)は『ヒバクシャ 世界の終わりに』を上映します。
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staff コハラ