2012年2月24日

鎌仲監督新作「内部ひばくを生き抜く」撮影の様子と感想@二本松

チーム二本松 佐々木さんのブログから。

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鎌仲ひとみ監督・新作☆彡の撮影の様子と、
福島で鎌仲作品観てくださった方々の感想です。

鎌仲ひとみ監督「内部被ばくを生き抜く」撮影
http://blogs.yahoo.co.jp/michinorisasaki1108/3482723.html

当日はTEAM二本松のメンバーと真行寺仏教青年会のメンバーで鎌仲監督の前作
「ヒバクシャ」「六ヶ所村ラプソティ」を鑑賞し、今の福島の状況と比較しながら意見を交わしあった。


「ああやって現実を見せられると、福島ってやばいんだって実感する。」

「自分は独身だから被ばくしてもいいけど、もし子供がいたら絶対被ばくさせたくないと思う。
親戚のこどもとか、友達のこどもとかだって心配。」

「自分は去年の3月に奥さんと子供2人を山形に避難させていまだにバラバラだけど
最初は、逃げることなかったのかな?って思ってたけど、やっぱり逃がしておいてよかった。」

「マックのポテトってハンフォード産なの?やべー、俺子供にいっぱい食わせちゃった。」

「今めちゃめちゃ悔やんでいることは、大量の放射能が降り注いでいる中を
何も知らずに3歳の娘と手をつないで散歩にでかけてしまったこと。」

「爆発した後、家の近くの男女共生センターに原発近くで被ばくした人たちがヘリで運び込まれていて、
検査しているのをすげー珍しい光景だなーってただ眺めてた。たぶんあの時そうとう被ばくした。
自分以外にも小さい子供を連れたじいちゃんとか、小中学生が毎日見物してたけど、
危険だとは知らされなかったし、作業員は原発の作業員とおんなじ恰好してたけど
近くで見てる人間に注意を促したりはしなかった。」

「なんで言ってくれなかったのか?わかっていたらもっと被ばくしないで済んだ人間はいっぱいいる。
知ってて隠してたんなら、殺人行為と同じだと思う。」

「避難するかしないかで、親子でも、夫婦でも近所の人との間でも意見が食い違うから
最近誰かと話をすることが怖い。」

「子どものために除染してたら隣の家からまき散らすなと苦情が来た。」

「映画の中で劣化ウラン弾のところで放射線量測って3マイクロシーベルトだけど
家の雨どいの下はそれの10倍だよ」

「○○の家なんか30マイクロシーベルトまで測れる線量計ふりきったぜ!」

「っつーか、まじ、やばくねー?」

「なんでそういうことってテレビでやんないいんだろう。俺たちあんまネットとかもやんないから
情報がテレビしかないもんなー。」

「なんで俺らって福島で生まれたんだべ?そうじゃなかったら今頃全然普通に生きてられたのに」

「そういう考え方が原発つくってきたんだろ?自分のとこじゃなきゃいいのかよ!」

「あ、そうか。。。すいません。」

「自分、結婚したばっかりだけどこどもって作っていいのか心配になる」

「被ばくで死ぬのって悔しいなー。でも、俺はたぶんそうなるんだろうなー。」

「まじ、怖くなってきた。」

「死にたくねーなぁ。。」
 
 
 

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