東海村上映会、大成功!
5月19日、茨城県の東海文化センターでの上映会、新聞各紙が詳しく報道してくれています。是非お読みください!
東海村村上村長と鎌仲監督のトークは、こちらでご覧になれます!
http://www.ustream.tv/recorded/22688115
映画で原発考える トークセッションに560人 東海
村上村長と鎌仲監督討論(茨城新聞)
http://ibarakinews.jp/news/news.php?f_jun=13374486774384
トークセッションは、村内外で活動する四つの市民グループが、東海第2原発の在り方を考える機会をつくろうと、上映会とともに企画。当日は約560人が来場した。
村上村長は討論に先立ち、山口県上関町の原発建設計画に反対する祝島を描いた同映画を観賞。「命や自然を優先する新しい価値観を見いだそうとする内容に希望を感じた。現在の市民運動と共通点がある」と感想を述べた。
2人はこれまでの避難計画や、廃炉方針を明確にしない国の姿勢を批判。脱原発のプロセスについて、村上村長は「安全基準を明確にした上で原発を評価し、順次停止していく」と述べたのに対し、鎌仲監督は「現在も電力は足りており、原発は止めておくべき」と指摘し、市民一人一人が原発問題を考え、声を上げて変えていく必要性を説いた。
来場した水戸市新原、大学生、斎田菜穂さん(20)は「福島第1原発事故後、私たちはどのような行動をしていくべきかを考えていきたい」と感想。原子力関係の仕事をしているという日立市大久保町、山口義文さん(53)は「抽象的な発言が多かった。細かいデータを示し説明してほしかった」と話した。
●「原発廃止へ障害はない」
鎌仲監督と村上村長が対談-東海村 (常陽新聞)
http://www.joyo-net.com/kako/2012/honbun120520.html
未来のエネルギーについて問い掛ける映画 「ミツバチの羽音と地球の回転」 (同上映会実行委員会主催) の上映と、 同映画の鎌仲ひとみ監督と東海村の村上達也村長のトークセッションが19日、 同村船場の東海文化センターで開かれた。 村上村長は会場からの質問に答える形で、 「雇用や財源などの課題を問われる。 道ならしは必要だが、 原発廃止への障害はない」 と述べ、 鎌仲監督は 「政治家は少しも変わっていない。 変えるのは私たち」 と呼び掛けた。
実行委員で司会の谷田部裕子さんは 「福島第1原発事故に対する痛みや不安は深く強い。 子どもたちの未来を心配する小さなグループが集まり実行委員会となった。 命に優しい社会に変えたい。 上映会が小さなきっかけになれば」 と今回のイベントの意義を語った。
映画は、 瀬戸内海の祝島とスウェーデンでエネルギーの自立に取り組む人たちを描いた作品。 この日は3回上映された。 村上村長は 「小さなハチがハネをパタパタ動かすことが、 地球を動かす力になるという意味に受け取った。経済一点張り、 発展志向への反対。 希望が持てた。 素晴らしい映画だった」 と評した。 鎌仲監督は 「祝島は生活の中から出てきた運動。 つくば市の上映会で誘いを受け、 すぐやろうと決めた日に村長が脱原発宣言をした。 原点に戻ることが重要と考え、 東海村での上映会を求めた」 と明かした。
村上村長は原発の歴史を振り返り、 「JCO臨界事故から福島第1原発事故まで一直線に向かってきたと思っている。 ここで変わらないともっと大きなことが起きると心配している」 と心境を語り、 「廃炉も含め原子力研究が続けなければならない。 そのために原子力センター構想を提案している」 と話した。
鎌仲監督は 「再稼働しようとする人たちは、 どんな豊かなものを築いても一瞬で全てを失うことをなぜ分からないのか。 原発で働く人の生活を3年ぐらい国が補償し、 その後は廃炉の仕事が出てくる。 原発事業を国有化し国が責任を持つという考えもある」 と提案した。
映画は、2011年度日本映画復興会議奨励賞受賞作品。自給自足的な暮らしの祝島の青年は、 エネルギーの自給もしたいと活動している。 一方、 スウェーデンでは脱石油・脱原発を決め、 着実に自然エネルギーへシフトし、 持続可能な社会づくりが進めているという。
原発国有化で廃炉を 東海村長と鎌仲監督対談(東京新聞)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/20120520/CK2012052002000158.html
山口県での原発建設反対運動などを通じ、エネルギー問題を描いた映画「ミツバチの羽音と地球の回転」の鎌仲ひとみ監督と、東海第二原発を抱える東海村の村上達也村長が十九日、同村の東海文化センターで、原発をめぐる問題について語り合った。映画の上映もあり、約五百五十人が訪れた。村や近隣市の女性グループでつくる実行委員会の主催。
対談では両者が全原発の国有化を提案。その上で鎌仲監督は「廃炉にするまで国が地元の雇用や生活を保障したらいい」と訴えた。
さらに、村上村長の「原発反対の中心は女性だ」という認識に対し「原子力安全委員会も男性ばかり。女性なら脱原発ととっくに言っている」と述べると大きな拍手が起きた。
村上村長が、参加者から「(東海第二原発の)再稼働反対なら国の補助金をもらわなければいい」と問われ、「その心意気は持っている」と応じる場面もあった。 (近藤統義)
上映会:原発考えるドキュメンタリー映画、東海村で /茨城(毎日新聞)
http://mainichi.jp/area/ibaraki/news/20120520ddlk08040062000c.html
原発のあり方を問うドキュメンタリー映画「ミツバチの羽音と地球の回転」(鎌仲ひとみ監督)の上映会が19日、東海村船場の東海文化センターで行われ、約560人が訪れた。映画は、生活を守ろうと原発建設に反対する祝島(山口県上関町)の人々と自然エネルギーへの移行を進めるスウェーデンの取り組みを紹介している。
上映後、鎌仲監督と村上達也・東海村長がトークセッション。村上村長は、脱原発のプロセスとして「安全基準を明確にした上で原発を評価して順次停止し、その間にエネルギー転換を図ることが必要」と述べた。鎌仲監督は「沈黙している市民も原発推進を支えている。ここから抜けていくのが大事」と各自が行動を起こす必要性を訴えた。【杣谷健太】