2012年6月19日

鎌仲ひとみ監督イチオシ★映画「うまれる」のご案内


皆さま、「うまれる」という映画をご存知でしょうか?

【「うまれる」ホームページ】
http://umareru.jp/


多くの若いママ&パパ達に
支持されつづけている「妊娠・出産ドキュメンタリー」です。

かつてはアクション映画などを撮っていらした豪田トモ監督が、
2010年、ご自身の第一子のご誕生とともに世に送り出した
"男性の目線をとおした"「妊娠・出産」ドキュメンタリーであるこの映画は、
発表以来、多くのママ&パパ達に支持されつづけています。

★監督によるあらすじ-----
両親の不仲や虐待の経験から親になることに戸惑う夫婦、
出産予定日に我が子を失った夫婦、
子どもを望んだものの授からない人生を受け入れた夫婦、
完治しない障害(18トリソミー)を持つ子を育てる夫婦、

と命を見つめる4組の夫婦が登場し、妊娠・出産だけでなく、
流産・死産、不妊、障害、「子供が親を選ぶ」という
胎内記憶など『うまれる』ということを、幅広く捉える事で、
出産だけではなく、親子関係やパートナーシップ、
そして生きるという事を考える・感じる内容になっております。

また、監督やナレーター(元祖イクメン・タレントつるの剛士)など
メイン・スタッフに男性が多く関わっている事もあり、
「妊娠・出産・育児における男性の様子」にも焦点が当てられており、
「イクメンになりたいけど、どうしたらいいか分からない!」
という男性にも共感できる映画になっています。
-----★

実は、昨年鎌仲ひとみ監督は、
こちらのサイトにて

クエストカフェ
http://www.questcafe.jp/interview/interview_vol044.html

対談をさせていただきました。

「核の問題」と「妊娠・出産」と
一見全く異なるテーマですが、命・絆・暮しを大切にしようとする
メッセージはどちらにも通じるものがあり、すっかり仲良しに。

是非、鎌仲ひとみ作品ファンの皆さまにも、
映画「うまれる」を知って、観ていただけたらうれしいです。

DVDは当面発売の予定がありませんが、まだ全国で自主上映が開催されています。
すでに鎌仲ひとみ作品を全部上映して下さった方、次は「うまれる」の上映会はいかがでしょう?
これまでと違った層の、まわりの方たちとつながるすばらしい機会になるかもしれません。


★鎌仲ひとみ監督からのメッセージ-----
生きる喜びにつなげるために
この12年間で3本の映画を作ってきました。
「ヒバクシャー世界の終わりに」、「六ヶ所村ラプソディー」、
「ミツバチの羽音と地球の回転」です。
どれも核や被ばく問題、エネルギー問題などをテーマにしています。
発端はイラクに取材に行き、劣化ウラン弾で被ばくをしたと思われる
がんや白血病になった子どもたちとの出会いでした。
子どもたちの命が理不尽に失われていく現場で私は
子どもたちをこれ以上被ばくさせたくない、
そのためにはどうしたらいいだろうか?
子どもたちがその命を生ききるために自分に何ができるだろうかと悩みました。
目に見えない放射能、それがいかに命にとって脅威になるか、
多くの人々に知ってもらうしかない、
というのが私が出した結論でした。
そのための映画制作だったのです。
映画「うまれる」は命を生み出す母親たちと生み出された
「命」=子どもの物語です。
今、世界は「命」にとってリスクに満ち溢れています。
子どもを産むという行為がいかに勇気を必要としているか、
私はこの映画から教えられました。
子どもたちは親を選んでやってくるというファンタジーにも感動しました。
そのようにしてこの世界へとやってくる命に私たちはどう向き合ったらいいのか?
豪田監督の込めたメッセージと私の映画に込めたメッセージは
地下水のように繋がりあっています。
だからこそ、両方の映画を観ていただきたいとお互いの
映画を応援しあう関係を結ぶことにしました。
「うまれる」は純粋に「生きる」ことへの喜びにつながっている映画です。
だからこそ、私の映画と併せて観ていただきたいのです。
私の映画もまた、生きることへの喜びにつなげたいと願ってきたから。
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