鎌仲ひとみ監督新刊『原発の、その先へ ミツバチ革命が始まる』が7月26日ついに発売!

鎌仲ひとみ監督が、核をめぐる三部作を撮ったこの10数年を振り返り、一年かけて完成させた本「原発の、その先へ ミツバチ革命が始まる」(集英社)が7月26日に発売されます。
それに先立って、アマゾンでの予約が始まりましたので、ご案内いたします。
なんと、動画もついています!
鎌仲ひとみ渾身の一冊、ぜひ手にとってご覧ください!
「原発の、その先へ ミツバチ革命が始まる」 (集英社)
鎌仲ひとみ著 200ページ 1,365円
内容紹介>
3.11以降、どのような未来が可能か、私たちはこれから何を選択したらいいのか。『ミツバチの 羽音と地球の回転』で、原発に頼らない世界の可能性を描き、日本全国で若いお母さん達による 自主上映のムーブメントを作り上げたドキュメンタリー作家、鎌仲ひとみが提案する、一人一人 が創る「ミツバチ革命」の起こし方。
これまで日本の国民はいろんな局面で、お上のやることだから、とあきらめてきたわけですが、 今回だけは、あきらめることができない。自分の子どもの命や健康だけは、あきらめることがで きない。自分の子どもの命や健康のことを、あきらめるわけにはいかないんです。絶対に譲れな い。もし、ここで譲ってしまえば、命をつないでいくことができなくなる。命をつないでいくこ とができない社会には、未来がない。これだけの惨事が起きてもマスコミは変わらなかったし、 政治も変わらなかった。多くの母親が、このまま政府や自治体、マスコミに任せていては、子ど もの命は守れないと悟った時に、自分たちで変えていこうというスイッチが入った。これこそを
私は「ミツバチ革命」と呼びたいと思います。(本文より)
【目次】
はじめに
第一章 ヒバクシャ 世界の終わりに
始まりは医療の問題から/湾岸戦争から7年目のイラクで出会った子どもたち/砂漠の狐作戦/ ラシャとの約束/肥田舜太医師との出会い/『ヒバクシャ 世界の終わりに』への道/九・一 一後の世界とイラク再訪/バグダッド/ムスタファ/アメリカへ がん宣告の中の編集作業/ア メリカの被ばく者/被ばくを生きる。それぞれの普遍/憎しみではなくて、愛/抜け落ちていく のは、生身の人間の苦しみ/放射性物質が引き起こす分断
第二章 六ヶ所村ラプソディー
原発 ハンフォード 六カ所村/フラットな視線/六ヶ所村へ/六ヶ所村通信/内面から共感す ること/巨大開発の犠牲者たち/常識がひっくり返った世界/自分自身の加担も自覚すること/ 日本原燃/「いい人」の集団がなぜ破壊のアクセルを踏み込むのか?/放射能は目に見えない/ 自己欺瞞と合成の誤謬
第三章 ミツバチの羽音と地球の回転
六ヶ所村ラプソディーのその後/出口を探して/ミツバチへの旅 スウェーデン/ナチュラル・ ステップの四つのシステム条件/シンプルでエレガントなエネルギーシフト/石油フリービジョ ン/脱原発依存は可能か/地球の回転が生み出すエネルギー/祝島との出会い/祭りと反原発/ 地域分断作戦/希有なリーダー山戸貞夫/山戸孝くんの闘い/離島であることの強み/祝島一〇 〇%エネルギー自給プロジェクト/運動に参加してきた若者たち
第四章 映画と共振する人々
経済の原理と生命の原理/命を大切にする思想/地域でエネルギーを地産地消する/持続可能な 社会に向かうために/民主主義のエクササイズ/自分たちが変わること/話すことで回路がつな がる/ミツバチが作るつながり 震災以降のできごと/自らの根っこにつながるために/共振す る力/つながりを取り戻すために
あとがき