【週末は是非シネマアミーゴ@逗子へ!】鎌仲ひとみ作品を支える名プロデューサー小泉修吉作品を連続上映♪
映画『自然農』より 川口由一さん
鎌仲ひとみ監督作品をいつも支える、グループ現代の創始者小泉修吉プロデューサー。
もともと自身が監督となり、農・自然・環境・教育についての問題をとりあげたドキュメンタリー映画を多数世に送り出してきました。
その中でも、特に今見ていただきたい作品群が、現在逗子のシネマアミーゴで上映中。
週末は、特集上映と本人によるトークもあり!
往年の名作から最新作まで是非この機会にご覧ください!
■1月19日(土) グループ現代特集#1
『自然農』『ホッパーレース』&トーク
トーク:小泉修吉(グループ現代)/河合樹香(映画監督)
#1では今観ても様々な気づきを与えてくれる自然農の先駆者:川口由一の一年を追ったドキュメンタリー「自然農 川口由一の世界 1995年の記 録」とアジアの米農作者を苦しめている害虫・ウンカ問題 を描いた『ホッパーレース -ウンカとのいたちごっこ-』の上映そしてその両作品の監督による対談を開催します。
タイムテーブル
9:30 開場
10:00 『自然農 川口由一の世界 1995年の記録』上映
12:30 ランチ&トーク 登壇者:小泉修吉(グループ現代)/河合樹香(ホッパーレース監督)
14:00 『ホッパーレース -ウンカとのいたちごっこ-』上映
作品紹介
『自然農 川口由一の世界 1995年の記録』
奈良盆地にひろがる桜井の町で、20年にも及ぶ徹底した自然農法に取り組んできた川口由一さんの、その自然農の実践を一年以上の長期間にわたって取材し、
自然の恵みの中で何が起きているのかを克明に記録した長編ドキュメンタリー。演出は、制作者としても「サワダ SAWADA 青森からベトナムへ ピュ
リッツァー賞カメラマン沢田教一の生と死」「シシリムカのほとりで アイヌ文化伝承の記録」などの記録映画の秀作を次々と送り出している小泉修吉。撮影は
「サワダ SAWADA 青森からベトナムへ ピュリッツァー賞カメラマン沢田教一の生と死」の堀田泰寛が担当している。若いころは大量の科学肥料や農薬
を使い、農業機械も導入して多収穫を誇っていたという川口さんは、福岡正信氏の著書『自然農法/わら一本の革命』という本に出会ったのをきっかけに、自然
農の実践に踏み切った。
『ホッパーレース -ウンカとのいたちごっこ-』
近年、稲の害虫、ウンカがアジアの稲作地帯で猛威を奮い、西日本にも 飛来している。世代交代が早く、農薬やウンカ抵抗性稲品種に次々と適
応する。この現状を打開しようと国際稲研究所のヘオン博士を中心に、 科学者達が立ち上がった。虫の視点から俯瞰すると、自然の法則と真っ
向に対立する人間の営みの姿が浮かび上がる。構想3年、撮影2年で中国、 ベトナム、タイの農家や専門家の実情をドキュメントした作品。
■1月20日(日)グループ現代特集#2
『センス・オブ・ワンダー』『農薬禍』&トーク
トーク:小泉修吉(グループ現代)/上遠恵子(エッセイスト)
#2では地球環境問題にいち早く警鐘を鳴らしたレイチェル・カーソンの名著「センス・オブ・ワンダー」を上遠恵子さんの朗読で映像化した作品とグ ループ現代の第一作目で原点とも呼べる「農薬禍」の上映と対談ゲストはレイチェル・カーソンの世界を日本に広めた翻訳家・上遠恵子さん。"自然" の先にある世界を見つめてきた二人が語る"自然と人"の共生、共存についての対談です。
10:00~『センス・オブ・ワンダー レイチェル・カーソンの贈りもの』
12:00~ランチ&トーク 登壇者:小泉修吉(グループ現代創設者)×上遠恵子(『センス・オブ・ワンダー(出演)』
13:30~ 『農薬禍』
作品紹介
『センス・オブ・ワンダー』
子どもと一緒に自然を探検し、発見の喜びに胸をときめかせる・・・。レイチェル・カーソンが姪の息子ロジャーとの自然体験をもとに書いた原作「センス・オ
ブ・ワンダー」は、子どもたちと自然の中に出かけ、ともに「センス・オブ・ワンダー= <自然の神秘や不思議さに目を見張る感性>」を育むことの大切さを
詩情豊かな文章でつづったエッセイです。映画は、この作品の舞台となった米国メイン州に現存するカーソンの別荘周辺の森や海辺に四季を訪ね、日本語版の翻
訳者である上遠恵子さんが原作を朗読し、カーソンとロジャーの世界を追体験します。あわせて、カーソンの人生の足跡をたどることで、自然との共生という彼
女のメッセージを伝える「朗読ドキュメンタリー」です。
『農薬禍』
長野県南佐久地方の農村地帯に、昭和 41 年の春か ら秋にかけて佐久総合病院を拠点に「農薬禍」の 問題を撮ったドキュメンタリーで。病虫害防除に
決定的な役割を果たした"新農薬"は近代農業の 要となる。しかし、その裏には目に見えぬ誰もが 予期をしていなかった恐ろしい公害があった。本
作は何らの先入観無しに、農業シーズンの間に生 起した事実の追求を通じ、問題点を抽出し考察する素材を提供するドキュメンタリー作品である。
■参加費:各日2500円
※映画2本とトーク、ランチもついて2500円の盛りだくさん企画
当日参加も可能ですがランチの準備の関係でご予約いただけると助かります。
■お申し込み・詳細は シネマ・アミーゴHPへ
■お申し込みお問合せはこちらから
対談者紹介
■小泉 修吉(ドキュメンタリー監督、プロデューサー)
1933年横浜生まれ。ドキュメンタリー映像制作会社「グループ現代」元・代表取締役会長。
早稲田大学文学部ロシア文学科卒業。上野耕三の「記録映画社」をへて、フリーのドキュメンタリー映画ディレクターとなる。レイチェル・カーソンの『沈黙の
春』 に啓発され、1967年、
農村医学の先駆者である、長野県の佐久総合病院の若月俊一院長の協カを得て、自主制作映画『農薬禍』を制作・演出。同年に、記録映画の制作会社「グループ
現代」を設立する。また、1968年~1970年には姫田忠義の監督作品「山に生きるまつ
り」の取材に同行し、製作を担当。1976年に姫田が設立した「民族文化映像研究所」に参加し、多くの姫田監督作品のプロデュースを行う。一方、「グルー
プ現代」でも、農業・環境・教育をテーマに数々の自主作品を制作し続けている。2001年には、「ベトナム映画上映実行委員会」代表として、3本のベトナ
ム映画を上映した。
■上遠恵子(エッセイスト、翻訳家、レイチェルカーソン日本協会理事長)
東京都出身。東京薬価大学卒。 1974年、ポール・ブルックス『生命の棲家』 (後に『レイチェル・カーソン』と改題)を訳出。研究室勤務、学会誌編集者 を経て、現在エッセイスト。レイチェル・カーソン日本協会理事長。
レイチェル・カーソンの著作物の訳書『海辺』(1987 年、平河出版社、 原題The Edge of the
Sea)、『潮風の下で』(93年、宝島社、Under the Sea-Wind)、『センス・オブ・ワンダー』(91 年、祐学社、96
年、新潮社、 he Sense of Wonder)その他の訳書 F・グレアム著『サイレント・スプリングの行くえ』(70年、同文書院、Since
Silent Spring)、P・ブルック ス著『レイチェル・カーソン』(『生命の棲家』改題、74年、新潮社、The House of
Life: Rachel Carson at Work)、C・スコールズ『平和へ』
■河合樹香(映像ジャーナリスト)
グループ現代/NPO法人TVEジャパン ディレクター。国連大学環境ガバナンス/生物多様性専攻 修士課程
2001年ミシガン州立大学テレコミュニケーション学科卒業。映像制作会社グループ現代の自主制作映画『六ヶ所村ラプソディー』の助監督を経て2006年
グループ現代入社。アジア太平洋における映像を通じた環境教育を目的とする特定非営利活動法人環境テレビトラスト(TVEジャパン)の常勤職員兼制作ディ
レクター・プロデューサー。自主制作演出作品に『グリーンベルト~海岸を守る自然の防壁』(2007年/30 分/日本語)『日本の公害経験V
農薬その光と影』(2007年/30分/日・英語)『日本の公害経験VIよみがえれ命の水』(2008年/30 分/
日・英語)、『日本の公害経験VIIごみの島』(2009年/30分/日・英語))、プロデュース作品歴に『Why Women
Count』シリーズ(国際共同プロジェクト・TVE本部主催)の「A ticket to
Japan」(日本への切符を手にしたフィリピーナ)(2007年5分)、『My Ozone
Wish』(PSA、1分x4本/国連環境計画委託事業)『森からのおくり物~森のムッレ教室』(2010 年/40
分/日本語/日本野外生活推進協会)などがある。
最新監督作『ホッパーレース -ウンカとのいたちごっこ-』(2012 年/80分/英語・日本語字幕/河合樹香/TVE
ジャパン制作)は中国杭州で開催された「International Rice Plant Hopper
Conference」(国際シンポジウム)と東京で開催された「国際有機農業映画祭」(2012 年 12 月 16 日)で上映され話題を呼ぶ。
■天のしずく 辰巳芳子"いのちのスープ"も絶賛上映中です!!
1/12(土)〜1/18(金)10:00/15:00/20:00 ※18日は10:00の回のみ
1/19(土)20(日)17:30/20:00
1/21(月)〜1/27(日)10:00/15:00/20:00 ※26日は10:00の回のみ
- 監督:河邑厚徳
- 2012年/日本/113分