【記事掲載】月刊宝島「サヨナラアトム」コーナーでミツバチが紹介されています。 [ メディア掲載 ]

宝島社サイト⇒http://tkj.jp/takarajima/
5月25日発売の『月刊 宝島』2013年7月号(no.432号) 特集・食卓が危ない!
の中で、「サヨナラアトム」という連載コーナーに「ミツバチ」DVDの紹介が掲載されています。
原発についての映画紹介というテーマで、話題の6作品のひとつとして紹介していただきました。
ぜひご注目ください!
2013年6月12日
2013年4月25日
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「疎明」で動かす原発 鎌仲ひとみ
(2013年4月24日 東京新聞朝刊 放送芸能面「言いたい放談」に掲載)
4月16日、大阪地裁で大飯原発三・四号機運転停止仮処分を求める裁判の判決が出た。
小野憲一裁判長は原告の申し立てを棄却した。
まず三つの活断層が同時に動く可能性があることを認めた。
そうした場合、原子炉の暴走を止める制御棒が何秒で挿入されるか。
原告は2.2秒を超える、と主張。関電は1.8秒位だから大丈夫と主張。
関電はこれを独自の計算であり、国に計ったものではないことを文書で認めた。
核暴走は0.1秒の遅れが命取りとなる。
結果、判決では関電の「独自の」計算を全面的に支持した。
加えて、原発敷地内の活断層について、これは活断層ではなく地滑りと考えるのが妥当、と裁判長自らが判決文に書き込んだ。
敷地内の活断層に関しては目下、専門家の議論が続いており、実は結論が出ていないのにも関わらず裁判長は「独自の」判断を示した。
そして、ここが重要。「安全上の基準を満たしていることが疎明された」と結論したのだ。
「「疎明」って何?と調べてみると 「どうも確からしいと裁判官が推測できる状態」だと。
原告の一人、武藤北斗さんは 「三権分立とは何かと。誰が電力会社の暴走を止めるのか、司法ではないのか」。
彼は311で石巻の水産工場を流され、一日、家族六人がコップ一杯の水を分け合って生き延び、乳飲み子を連れて大阪へ避難移住した体験を持つ。
原発安全神話への回帰を強く懸念している。
2013年4月10日
2013年4月 4日
2013年2月13日
2013年2月 2日
映画「ミツバチの羽音と地球の回転」の監督として全国で上映活動を行う
鎌仲 ひとみさん
http://www.townnews.co.jp/0205/2013/01/25/173625.html
「まず知ること」それが大事
〇...98年、湾岸戦争で使われた劣化ウラン弾による白血病に苦しむイラクの子どもたちと出会ったことがきっかけで「被ばく者」の声を聞く旅が始まった。03年に完成させた映画「ヒバクシャ 世界の終わりに」を皮切りに、原子力産業の最前線で生きる六ヶ所村の人々をとらえた『六ヶ所村ラプソディー』や、原子力発電所の建設計画に立ち向かう山口県祝島の人々を追った『ミツバチの羽音と地球の回転』を次々に発表した。「世の中ではこんなことが起こっている。その事実をそのままに伝えたいから、私は映画を撮る」
〇...1958年、富山県氷見市生まれ。大自然の中で幼少期を過ごした。蝉の抜け殻や芋虫、蛇を追いかけているうちに日が暮れた。小学校では授業を抜け出し、勝手に遊びに出ることもしばしば。「学校に帰って、山で見たこと、発見したことを先生に報告すると、よかったねと、決して叱らなかった。ああいう環境で思う存分自然と触れ合った経験が、今の私の根底にあるのかもしれない」
〇...早稲田大学では探検部に所属。インドネシア諸島をバイクで旅する計画が頓挫して、仲間の自主映画の製作を手伝ったことから、映像の世界に足を踏み入れることに。大学卒業後はカナダの映画製作所などで働き、帰国後はフリーの映像作家としてNHKなどの番組を監督していた。「映像は解釈が自由。より自由度を求めるとテレビより映画。作為的にならずとも、映像が全てを物語り、届けてくれる」
〇...被爆を追いかける4作品目となる『内部被ばくを生き抜く』では、被ばく者の救済に働く4人の医師にカメラを向けた。混乱する情報の中で、自分の立ち位置を見つけることがどれだけ大切かを問いかける同作品には、全国から上映依頼が殺到している。「求められればどこへでも行く。正しい判断には情報が開かれることが必要だと思うから」
2012年5月24日
5月19日、茨城県の東海文化センターでの上映会、新聞各紙が詳しく報道してくれています。是非お読みください!
東海村村上村長と鎌仲監督のトークは、こちらでご覧になれます!
http://www.ustream.tv/recorded/22688115
映画で原発考える トークセッションに560人 東海
村上村長と鎌仲監督討論(茨城新聞)
http://ibarakinews.jp/news/news.php?f_jun=13374486774384
●「原発廃止へ障害はない」
鎌仲監督と村上村長が対談-東海村 (常陽新聞)
http://www.joyo-net.com/kako/2012/honbun120520.html
未来のエネルギーについて問い掛ける映画 「ミツバチの羽音と地球の回転」 (同上映会実行委員会主催) の上映と、 同映画の鎌仲ひとみ監督と東海村の村上達也村長のトークセッションが19日、 同村船場の東海文化センターで開かれた。 村上村長は会場からの質問に答える形で、 「雇用や財源などの課題を問われる。 道ならしは必要だが、 原発廃止への障害はない」 と述べ、 鎌仲監督は 「政治家は少しも変わっていない。 変えるのは私たち」 と呼び掛けた。
実行委員で司会の谷田部裕子さんは 「福島第1原発事故に対する痛みや不安は深く強い。 子どもたちの未来を心配する小さなグループが集まり実行委員会となった。 命に優しい社会に変えたい。 上映会が小さなきっかけになれば」 と今回のイベントの意義を語った。
映画は、 瀬戸内海の祝島とスウェーデンでエネルギーの自立に取り組む人たちを描いた作品。 この日は3回上映された。 村上村長は 「小さなハチがハネをパタパタ動かすことが、 地球を動かす力になるという意味に受け取った。経済一点張り、 発展志向への反対。 希望が持てた。 素晴らしい映画だった」 と評した。 鎌仲監督は 「祝島は生活の中から出てきた運動。 つくば市の上映会で誘いを受け、 すぐやろうと決めた日に村長が脱原発宣言をした。 原点に戻ることが重要と考え、 東海村での上映会を求めた」 と明かした。
村上村長は原発の歴史を振り返り、 「JCO臨界事故から福島第1原発事故まで一直線に向かってきたと思っている。 ここで変わらないともっと大きなことが起きると心配している」 と心境を語り、 「廃炉も含め原子力研究が続けなければならない。 そのために原子力センター構想を提案している」 と話した。
鎌仲監督は 「再稼働しようとする人たちは、 どんな豊かなものを築いても一瞬で全てを失うことをなぜ分からないのか。 原発で働く人の生活を3年ぐらい国が補償し、 その後は廃炉の仕事が出てくる。 原発事業を国有化し国が責任を持つという考えもある」 と提案した。
映画は、2011年度日本映画復興会議奨励賞受賞作品。自給自足的な暮らしの祝島の青年は、 エネルギーの自給もしたいと活動している。 一方、 スウェーデンでは脱石油・脱原発を決め、 着実に自然エネルギーへシフトし、 持続可能な社会づくりが進めているという。
2012年5月17日
鎌仲さんは、広島、長崎の被爆者、湾岸戦争で使われた劣化ウラン弾や米国の核兵器施設周辺に住む住民らに取材した「ヒバクシャ-世界の終わりに」(二〇〇三年)以降、内部被ばくの問題をテーマにしてきた。
福島の事故後の状況を「敏感な人と、『まあいいか』という人とがいる。その状況を『グラデーション』と呼んでいるが、放射性物質に対する意識が高い人より、低い人のほうが確実に被ばくしている。なめちゃいけない」と語る。
新作に登場する医師は、広島の被爆者を診察し続けてきた肥田舜太郎さん、チェルノブイリやイラクで医療支援を続ける鎌田實さん(諏訪中央病院名誉院長)、福島で除染に取り組む児玉龍彦さん(東京大アイソトープ総合センター長)、チェルノブイリの小児科医師スモルニコワ・バレンチナさん。
「内部被ばくについては分かっていない部分が多く、情報が開示されていないことが混乱の要因。予防原則でいえばリスクは避けるべきなのに、低線量について『大丈夫』という。そのおかしさが変わるまで言い続けていくしかない」と鎌仲さん。
子どもたちの内部被ばく線量の測定で、医師も、ホールボディーカウンターも不足している現状に、医療界の取り組みの鈍さを指摘し、「四人が異端ではなく、真っ当な医師であると受け止めてもらうようにならなければ」と語る。
自然エネルギーの可能性を探った前作「ミツバチの羽音と地球の回転」など、上映会を通じて脱原発を訴えてきた。それでも福島の事故に原発についての認識を「甘かった。事故が起きるという確信までは持っていなかったし、原発の負の部分を理解してもらえれば、変えていけると考えていた」と。
一方、上映会で全国を回る中で「『原発は動かすべきではない』という暗黙知がすごく大きくなった。原発なしでもやっていけるという情報が広がっていけばその暗黙知は常識に変わる」とも。「メディアの役割は大きいですよ」
ドキュメンタリー「内部被ばくを生き抜く」の一場面 |
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25日氷見、26日富山で
◇「内部被ばくを生き抜く」上映会
25日午後7時~ 富山県氷見市中央町のいきいき元気館。上映後に監督がトーク。参加費1200円(大学・高校生800円、中学生以下無料、要予約)。申し込みは、主催のアートNPOヒミング=メールinfo@himming.jpまたは電090(3886)7669=へ。
2012年2月 7日
本日発売のあの、ファッション雑誌「Precious」(小学館)の巻頭インタビューページに鎌仲監督が登場しています!
「life is preceious!」という世界で働く女性を取り上げるインタビューです。
http://web-precious.com/index.html
最新号もくじ
http://web-precious.com/magazine/index.html
ぜひ、書店で手にとってご覧くださいね!
2012年1月21日
きのうのフジテレビ「僕らの音楽」にNO NUKES Tシャツで出演していた(*^_^*) 後藤正文さんが編集長を務める「The Future Times」創刊号に掲載されていた鼎談の前半(鎌仲ひとみ×後藤正文の部分)が、WEBでも読めるようになっています!
http://www.thefuturetimes.jp/archive/no01/energy1_1/
(一部抜粋)
後藤 「今日は、原発ってなんで危ないの?っていうか、何が問題かっていう話をせっかくだからしましょう。僕は『六ヶ所村ラプソディー』がきっかけだったんです。核廃棄物って捨てる場所がないんだっていう驚きがまずありました」
鎌仲 「私は『六ヶ所村ラプソディー』を作っておいてよかったなって思ったのは、やっぱり、原発について全然知らなかった人が、あれを観てある程度、なんだかおかしいことがあるらしいぞ〜みたいな。その根本は何なのかということを考えはじめた人達が多少はいたこと。全然そういう人達がいないで今回の事故になっていたら、まっさらな人達は混乱しているだけで、なんかベースになる知識とか思考がある程度準備されていないと、今回のことは、何がなんだか分かんないと思うな」
後藤 「僕はあれがあって原発に興味を持ったから。3月12日の段階で"これは、まずい"と。本当にこれはもしかしたら絶望的なことが起きるかもしれないという恐怖感がありました」
鎌仲 「ホントまずいよね。そういうのがあった人とただボーっとしてた人がいたんだよね。でっかいマスクしてた人もいたしね。そういう認識があるかないか。それはやっぱり教科書の中で原発推進派が言うように"自然界にも放射能があるんだよ。こういう風に何ミリなら大丈夫なんだよ"みたいな。そういうのを小学校の頃から刷り込まれてくると"だって大丈夫なんだろ"みたいな、そこのギャップが今どんどん拡大再生産されているような気がするんだよね」
後藤 「原発を作るだけでもいろんな自治体でいろんな問題が起きるじゃないですか。上関原発とかもそうだし、住民が真っ二つになるようなことに繋がる。そういう問題を積み重ねることに加えて、おおもとの使用済核燃料を最終的に処分する場所がない。それじゃ結論が見つかるわけないじゃんって」
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ほかの記事も読みごたえ満点なので、実物をGETできなかった方は、ぜひともすみずみまでお読みください!
未来について話そう 編集長通信
http://www.thefuturetimes.jp/gotoh/
福島からの声
http://www.thefuturetimes.jp/archive/no01/fukushima/
今泉亮平×木下理樹×後藤正文
http://www.thefuturetimes.jp/archive/no01/energy1_0_5/
フリーペーパーは大人気で、もうなくなっているところが大半と思われますが、一応配布場所もCHECK!
The future times 配布場所
http://www.thefuturetimes.jp/list/#chubu
鼎談の後半が出ましたら、またお知らせします!
staff コハラ